結論から言うと、マキタのバッテリーをすでに持っている人なら、ADP15・ADP002Gはかなり使えます。
特にスマホ充電、タブレット、USB-C対応ノートPC、出張先での予備電源、防災用電源としては心強い存在です。
ただし、万能ではありません。
雨ざらしの屋外、氷点下の車内放置、AC電源代わりの運用には注意が必要です。
今回チェックするのはこの2機種。
- 18V・14.4V用:ADP15
- 40Vmax用:ADP002G
購入前に価格を見るなら、こちらから確認できます。

まず結論
現場目線で見ると、選び方はシンプルです。
| 使っているバッテリー | 選ぶモデル |
|---|---|
| 18V・14.4Vバッテリー中心 | ADP15 |
| 40Vmaxバッテリー中心 | ADP002G |
| スマホ充電が主目的 | どちらでも十分 |
| ノートPC充電もしたい | USB-PD対応ケーブル必須 |
| 防災用に備えたい | 手持ちバッテリーに合わせる |
大事なのは、本体だけ買っても使えないという点。
バッテリーとUSBケーブルは別売です。
ADP15とは

ADP15は、マキタの18V・14.4Vバッテリー用USBアダプタです。
公式仕様では、USB-C端子とUSB-A端子を各1口搭載。
USB-Cは最大105WのUSB-PDに対応しています。
ADP15の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応バッテリー | 14.4V・18V |
| USB-C出力 | 最大105W |
| USB-A出力 | 最大12W、5V/2.4A |
| 端子数 | USB-C×1、USB-A×1 |
| 使用温度範囲 | 0〜40℃ |
| 本体サイズ | 長さ101×幅72×高さ42mm |
| 質量 | 0.14kg、バッテリー除く |
| 標準小売価格 | 税別7,700円 |
スマホだけでなく、USB-C充電に対応したノートPCにも使える可能性があります。
ただし、マキタ公式も明記している通り、すべてのUSB機器やノートPCの充電を保証するものではありません。
現場で言えば、スマホの電池残量が赤くなったときの“最後の命綱”。
工具箱にひとつ入れておくと、静かに仕事を支えてくれます。
ADP002Gとは

ADP002Gは、マキタの40Vmaxバッテリー用USBアダプタです。
出力構成はADP15とほぼ同じで、USB-C最大105W、USB-A最大12W。
40Vmaxシリーズをメインで使っている人はこちら一択です。
ADP002Gの主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応バッテリー | 40Vmax |
| USB-C出力 | 最大105W |
| USB-A出力 | 最大12W、5V/2.4A |
| 端子数 | USB-C×1、USB-A×1 |
| 使用温度範囲 | 0〜40℃ |
| 本体サイズ | 長さ98×幅75×高さ50mm |
| 質量 | 0.22kg、バッテリー除く |
| 標準小売価格 | 税別10,500円 |
40Vmax機を使っている職人なら、出張先や現場車の中でかなり頼れます。
ただし、ADP15より本体価格は高めです。
充電回数の目安
マキタ公式では、スマートフォン充電回数の目安も公表されています。
| モデル | 使用バッテリー | 目安 |
|---|---|---|
| ADP15 | BL1860B | iPhone17充電時 約6回 |
| ADP002G | BL4025 | iPhone17充電時 約5回 |
これはかなり実用的です。
北海道の出張現場だと、移動距離が長い。
コンビニも道の駅も遠い現場では、スマホのバッテリー切れは地味に怖いです。
電話、地図、写真、LINE、電子黒板、入退場アプリ。
いまの現場は、スマホが止まると仕事も止まります。
その意味で、ADP15やADP002Gは単なる便利グッズではなく、現場の保険です。
USB-PDが強い
ADP15とADP002Gの大きな魅力は、USB-C端子がUSB-PDに対応していることです。
USB-C出力は以下の仕様です。
- 5V / 3A
- 9V / 3A
- 12V / 3A
- 15V / 3A
- 20V / 5A
- PPS:5V〜21V / 5A
つまり、対応機器と対応ケーブルを使えば、スマホだけでなくノートPC充電にも現実味があります。
ただし、ここは要注意。
USB-Cケーブルなら何でもいいわけではありません。
最大出力を活かすなら、USB-PD対応の高出力ケーブルが必要です。
マキタ純正のUSB-PDケーブルは部品番号A-79843です。
現場で使える場面
実際に役立つのは、こういう場面です。
スマホ充電
もっとも使いやすい用途です。
現場写真、図面確認、通話、ナビ、決済、SNS投稿まで、スマホはもはや腰道具のひとつ。
ADP15・ADP002Gがあれば、マキタバッテリーをそのままモバイル電源として使えます。
出張先の予備電源
ホテル、フェリー、車中、現場事務所。
コンセントが足りない場面は意外とあります。
そんなとき、工具用バッテリーがスマホやPCの電源になるのは大きいです。
防災用
停電時にも使いやすいです。
マキタバッテリーを複数持っている家庭や職人なら、スマホの充電源としてかなり頼れます。
ただし、防災用として考えるなら、バッテリーは定期的に充電状態を確認しておくべきです。
いざという時に空っぽでは、ただの重い箱になってしまいます。
注意点
便利ですが、過信は禁物です。
バッテリーは別売
ADP15もADP002Gも、バッテリーと充電器は別売です。
すでにマキタバッテリーを持っている人向けの商品と考えたほうがいいです。
18Vならこちら。
40Vmaxならこちら。
バッテリーへの充電はできない
ADP15・ADP002Gは、マキタバッテリーからUSB機器へ給電するアダプタです。
USBからマキタバッテリーを充電する機器ではありません。
ここを勘違いすると、買ってから「あれ?」となります。
寒さには注意
使用温度範囲は公式仕様で**0〜40℃**です。
北海道の冬場、車内や仮設倉庫は普通に氷点下になります。
寒冷地では、使う直前までバッテリーを冷やしすぎない工夫が必要です。
雨ざらしは避けたい
USB端子には保護用ゴムキャップがあります。
ただし、公式仕様上、防水・防じん等級の明記は確認できません。
屋外現場で使うなら、雨、雪、粉じん、鉄粉には注意。
工具と同じで、電気ものは油断した頃にへそを曲げます。
ADP05との違い
従来からあるADP05は、18V・14.4V用のUSBアダプタとして知られています。
ただし、ADP15はUSB-PD対応で、USB-C最大105Wに対応している点が大きな違いです。
ざっくり言えば、
- スマホ充電だけならADP05でも足りる場面あり
- USB-C急速充電やノートPCまで見たいならADP15
- 40VmaxならADP002G
という選び方です。
どっちを買うべき?
迷ったら、手持ちバッテリーで決めてOKです。
ADP15がおすすめの人
- 18Vバッテリーを持っている
- 14.4V工具も使っている
- スマホ充電を安定させたい
- 出張や車移動が多い
- 防災用にも使いたい
ADP002Gがおすすめの人
- 40Vmax工具を使っている
- 高出力工具がメイン
- 40Vmaxバッテリーを複数持っている
- 現場でUSB-C機器を使う
- 価格よりシステム統一を優先したい
現場評価
現場での評価は、かなり高めです。
理由は単純。
すでに持っているマキタバッテリーを、スマホやPCの電源に変えられるから。
モバイルバッテリーを別で充電し忘れても、工具バッテリーなら現場にある。
この安心感は大きいです。
一方で、普段マキタ工具を使っていない人が、防災目的だけでバッテリー、充電器、アダプタを一式そろえると割高です。
つまり、ADP15・ADP002Gはこういう商品です。
マキタユーザーには強い。
非マキタユーザーには少し重い。
この線引きは、買う前に見ておきたいところです。
よくある質問
ADP15でスマホは充電できますか?
できます。公式仕様ではUSB-C端子とUSB-A端子を搭載し、スマートフォンなどのUSB機器に給電できます。
ADP15でノートPCは充電できますか?
USB-PD対応のノートPCなら充電できる可能性があります。ただし、すべてのノートPCの充電を保証するものではありません。対応ケーブルも必要です。
ADP002Gは18Vバッテリーで使えますか?
使えません。ADP002Gは40Vmax用です。18V・14.4VバッテリーならADP15を選びます。
マキタバッテリーをUSB-Cから充電できますか?
できません。ADP15・ADP002Gは、マキタバッテリーからUSB機器へ給電するためのアダプタです。
防災用に向いていますか?
マキタバッテリーを持っている人には向いています。停電時のスマホ充電用として便利です。ただし、バッテリーの充電管理は必要です。
まとめ
マキタUSBアダプタADP15・ADP002Gは、現場でかなり使えるアイテムです。
特に、スマホ充電、出張、防災、USB-C機器の予備電源としては実用性があります。
選び方はシンプル。
- 18V・14.4VユーザーはADP15
- 40VmaxユーザーはADP002G
- USB-PDを活かすなら対応ケーブルも用意
- 防災用ならバッテリー残量管理も忘れない
現場の電源は、ある日突然足りなくなります。
そのとき、工具バッテリーがスマホを生かす。
これは地味ですが、かなり強いです。
確認元:株式会社マキタ公式製品ページ
- ADP15:USB-C最大105W、USB-A最大12W、18V・14.4V対応、標準小売価格 税別7,700円
https://www.makita.co.jp/product/detail/?&model=ADP15 - ADP002G:USB-C最大105W、USB-A最大12W、40Vmax対応、標準小売価格 税別10,500円
https://www.makita.co.jp/product/detail/?&model=ADP002G - 両機種共通:バッテリー・充電器・USB-PDケーブルは別売、本製品からマキタバッテリーへの充電は不可
