
「去年よりエアコン工事、明らかに多くない?」
現場でそう感じている同業者は多いはず。結論から言うと、増えています。それも全国的に、そして北海道では特に劇的に。
電気工事を本業に道内を飛び回る筆者が、最新の出荷データと現場のリアルを照らし合わせて整理します。
📈 結論:エアコン工事は「確実に」増えている
まず台数の事実から。日本冷凍空調工業会の発表では——
- 2025年上半期(6ヶ月):台数で前年比106.3%、金額で109.8%
- 2025年4月度:ルームエアコン国内出荷前年比115.2%
- 2026年1月度:前年同月比112.9%
つまり、出荷台数=設置工事の母数は確実に右肩上がり。
記録的猛暑と省エネ補助金が追い風になっています。出荷が増えれば、その分だけ取り付け工事も発生します。
「気のせい」ではなく、データが裏付けています。
🔥 北海道は別格:普及率が10年で倍以上
全国の中でも、北海道の伸びは異常値レベルです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 北海道のエアコン普及率 | 2014年 約26.6% → 2025年 約60%弱(ダイキン調査) |
| クーラー保有率 | 4年間で17ポイント上昇(ウェザーニュース) |
| 道内販売店の売上 | 前年の約1.3倍(STV報道) |
2025年は道内で40℃に迫る地点も出た記録的猛暑。「北海道にエアコンはいらない」は完全に過去の話です。その結果、設置業者の不足が深刻化しているとも報じられています。
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⚠️ さらに加速する「2027年問題」
増加トレンドはこの先も止まりません。
カギは2027年問題。
- 環境負荷の高い冷媒(R32など)が段階的に規制強化
- 次世代冷媒(A2L=R454B等の微燃性)への移行が本格化
- 規制前の駆け込み需要で2026〜2027年は最大級の工事需要との見方
加えて職人の高齢化による人手不足も重なり、「工事できる人」の価値はむしろ上がっています。電気工事を本業とする身としては、追い風であり、同時に責任が重くなる局面です。
💬 SNSの声(現場・利用者)
- 「5月の時点で予約が埋まり始めてる。今年はピークが早い」
- 「猛暑で工事依頼が殺到、業者がつかまらない」(北海道)
- 「学校も今年からエアコン設置、窓用でしのいでた時代は終わった」
- 「7〜8月は混雑必至。取り付けは早めに予約すべき」
利用者・業者双方から「早めの動きが正解」という声が目立ちます。
✍️ まとめ:増えている、しかも今がピーク前夜
エアコン工事は昨年比で確実に増加。全国で出荷が伸び、北海道では普及率が10年で倍以上に跳ね上がりました。猛暑+補助金+2027年問題という三重の追い風で、2026〜2027年が需要の山場になりそうです。
依頼する側は5〜6月の早期予約が鉄則。請ける側は、今こそ技術と段取りで信頼を積む好機です。暑さは待ってくれません——準備した者が、夏を制します。
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※出荷データは会計年度・月度で変動します。最新値は日本冷凍空調工業会の公式統計でご確認ください。
