
壁に棚を付けたい、テレビを掛けたい——でも「どのネジを使えばいいの?」と迷っていませんか?実は、取り付ける場所や物の重さによって、最適なネジや固定方法は全く違うんです。
この記事では、DIY初心者からプロまで使える「場所別・用途別のネジ選び」を、実例と商品紹介を交えて徹底解説します。
石膏ボードへの取り付け|壁の救世主「アンカー」を使いこなせ

画像引用元:いいものマガジンウェブ
石膏ボードは住宅の内壁で最も多く使われる素材。でも、そのままネジを打ち込んでもすぐに抜けてしまいます。そこで活躍するのが「石膏ボード用アンカー」!
軽量物(額縁・カレンダー・時計)
- おすすめ:ピン式・プラグ式アンカー
- 耐荷重:5~10kg
- 簡単に刺せて、跡も目立ちにくい

画像引用元:ハピデコ
中程度(棚・フック・ミラー)
- おすすめ:トグルボルト(バタフライアンカー)
- 耐荷重:20~30kg
- ボードの裏側で「パタッ」と開いてガッチリ固定

画像引用元:Amazon.co.jp
🔧 おすすめ商品
- Toggler Snaptoggle Bolt – プロも認める信頼性($3.98~)
- 石膏ボード用アンカーセット – 各サイズアソート入りで便利
重量物(テレビ・大型棚・エアコン)
⚠️ 石膏ボードだけでは絶対NG!間柱(下地)を探して固定すべし

画像引用元:楽天市場 – エースオブパーツ
- 下地センサーで柱の位置を確認
- 木ネジ(コーススレッド)を直接打ち込む
- 耐荷重:50kg以上可能
🛠 必須アイテム
- Zircon e50 下地センサー – 電線も検知できる多機能型($24.98)
- Franklin Sensors ProSensor M90 – 9つのセンサーで正確探知($29.79)
- シンワ測定 下地センサー Home – 日本製で信頼性抜群
合板・木材への取り付け|コーススレッドが最強の相棒

画像引用元:リビングでDIY
合板やSPF材など木材同士の固定には「コーススレッド」が定番。ネジ山が粗く、強力に食い込みます。
室内DIY(家具・棚板)
- 全ネジタイプ:板を密着させたい時
- 半ネジタイプ:締め付け力が必要な時
- 長さは板厚の2~2.5倍が目安
- 下穴必須で木割れを防ぐ

画像引用元:わざわざ作りたくなるDIY
屋外(ウッドデッキ・フェンス)
- ステンレス製が絶対条件
- 錆びに強く、長持ち
- 皿頭タイプで見た目もスッキリ
💪 プロ仕様おすすめ
- ステンレスコーススレッド各種 – 屋外DIYに最適(価格帯:1000円~3000円)
重量物の固定|命を守る「確実な施工」
エアコン室外機
- コンクリート用オールアンカー
- M10以上のサイズ
- 防振ゴム併用で振動・騒音対策も
キッチン吊戸棚
⚠️ 落下事故多発エリア!
- 最低2箇所の間柱に固定
- 補強金具併用
- 耐震ラッチも忘れずに
大型テレビ壁掛け
- 間柱3本以上に分散固定
- 専用金具+長めの木ネジ
- できれば下地補強も検討

画像引用元:テレビ壁掛け金具エースオブパーツ
場所別の特殊対応|忘れちゃいけない防錆・防水
浴室・水回り
- ステンレス・真鍮製必須
- 防水コーキング併用
- 定期点検で腐食チェック
屋外・ベランダ
- ステンレス316(海沿いは特に)
- 頭部の防水処理
- 年1回のメンテナンスを
天井
⚠️ 落下リスク最大
- 確実な下地確認
- 耐荷重を1.5倍見積もる
- 不安ならプロに相談
まとめ|失敗しないネジ選びの鉄則
✅ 石膏ボード:軽いものはアンカー、重いものは間柱固定
✅ 木材:コーススレッド、屋外はステンレス必須
✅ 重量物:下地探し+分散固定+耐荷重1.5倍見積もり
✅ 水回り・屋外:防錆素材+防水処理
迷ったら「ホームセンターのプロに相談」or「耐荷重を多めに見積もる」が最強の保険です!

