工事 工具系

LANコネクタの種類がネットワーク性能を左右する理由

スポンサー広告①

  1. HOME >
  2. 工事 >

LANコネクタの種類がネットワーク性能を左右する理由

サムネ画像

ネット回線を契約したのに「思ったより遅い…」って経験、ありませんか?実は、ルーターやモデムを繋ぐLANコネクタの種類が、通信速度やノイズ耐性に驚くほど大きな影響を与えています。

最新の光回線は10Gbps級のスピードを誇りますが、古いLANコネクタを使っていると、その性能を全く引き出せないんです。今回は、プロも知っておきたいLANコネクタの選び方を、わかりやすく解説します。



LANコネクタの規格「カテゴリ」が全てを決める

LANケーブルには**カテゴリ(Cat)**という規格があり、コネクタの性能もこれに準じます。数字が大きいほど高性能で、通信速度や周波数帯域が広がります。

主なカテゴリの性能比較

カテゴリ最大速度周波数用途
Cat5e1Gbps100MHz一般家庭・小規模オフィス
Cat61Gbps250MHz安定したギガビット通信
Cat6A10Gbps500MHz高速回線・業務用
Cat710Gbps600MHz工場・ノイズ環境
Cat840Gbps2000MHzデータセンター級
💡 補足ポイント
  • Cat5e:家庭用なら十分
  • Cat6A以上:10Gbps回線を活かすなら必須
  • 高カテゴリほど:ケーブルが太く硬くなり、価格も上がる

🏢 Panduitとは

  • 1955年創業の米国企業で、ネットワーク配線・電気配線のグローバルメーカー。
  • 社名は「Panel(盤)」+「Conduit(継手)」を組み合わせた造語。
  • 日本法人は1974年設立で、LANケーブルや結束バンドを中心に展開。

業務用や信頼性重視の現場では「Panduit一択」

詳しく知りたい方はこちらから公式情報をご覧ください。

Panduit



RJ45コネクタ:LANケーブルの標準規格

現在、ほぼ全てのLANケーブルで使われているコネクタがRJ45です。8本のピンを持つこのコネクタは、Cat5eからCat8まで幅広く対応しています。

RJ45の特徴

  • 互換性抜群:ほとんどの機器に対応
  • 最大速度:コネクタ自体は100Mbps~40Gbpsまで可能
  • カテゴリ依存:ケーブルのカテゴリで性能が決まる

ただし、Cat7以降は本来GG45やTERAという特殊コネクタを使う規格なのですが、市販品のほとんどはRJ45を採用。理由は互換性と入手性の高さです。


「PC Watchは、日本で最も古くから続くPC専門ニュースサイトのひとつで、最新のCPUやGPUのレビューから、メモリ価格の動向、業界イベントのレポートまで幅広くカバーしています。一般ユーザーが“今どのパーツを買うべきか”を判断する材料にもなるので、PC関連の情報収集には欠かせない存在です。詳しく知りたい方はこちら →PC Watch公式サイト」



シールド処理がノイズ耐性を劇的に向上させる

LANコネクタの性能差を生むもう一つの要素がシールド処理です。ケーブル内部を金属箔や編組線で覆うことで、外部からの電磁ノイズを遮断します。

UTPとSTPの違い

UTP(Unshielded Twisted Pair)

  • シールドなし
  • 安価で柔軟性が高い
  • 家庭用に最適

STP(Shielded Twisted Pair)

  • シールドあり
  • ノイズ耐性が高い
  • 工場やサーバールーム向け

注意点:STPは万能じゃない

STPケーブルは、適切にアース処理しないと逆にノイズの影響を受けやすくなります。シールドがアンテナのようにノイズを拾ってしまうんです。Cat7以上を使う場合は、機器側もSTP対応であることを確認しましょう。



通信速度への影響:実測データが示す真実

カテゴリの違いは理論値だけでなく、実際の通信速度にも影響します。

ベンチマーク結果

  • Cat5e(1.5m):平均9.55Gbps
  • Cat6(2.0m):平均9.81Gbps

短距離では大差がないように見えますが、長距離になるほど差が顕著に。Cat6Aは100mでも10Gbpsを維持できますが、Cat6は55mまでしか対応していません。



どのカテゴリを選ぶべき?用途別ガイド

一般家庭・在宅勤務

→ Cat6がコスパ最強。ギガビット回線なら十分。

10Gbps光回線契約済み

→ Cat6A一択。将来性も考えて。

工場・オフィス(ノイズ多め)

→ **Cat7(STP)**で安定性を確保。

データセンター・プロ用途

→ Cat8で最高速を実現。


まとめ:LANコネクタ選びは通信環境の土台

LANコネクタの種類は、通信速度とノイズ耐性に直結します。高速回線を契約しても、古いCat5eのままでは性能を引き出せません。

覚えておきたいポイント
✅ カテゴリが高いほど速度・周波数が向上
✅ RJ45は汎用性が高いが、カテゴリで性能が変わる
✅ STPはアース処理が必要
✅ 長距離配線ならCat6A以上を選ぶ

あなたの環境に合ったLANコネクタを選んで、快適なネットライフを手に入れましょう。

-工事, 工具系
-, , , , , , , , ,

error: Content is protected !!