
秋の中距離王決定戦「天皇賞(秋)2025」。舞台は東京競馬場・芝2000m、日本競馬の王道ともいえる条件です。
過去のデータを振り返ると、1番人気の信頼度は高く、勝ち馬の多くが既にGⅠタイトルを持つ実力馬。一方で、6〜9番人気の中穴が馬券に絡むケースも目立ち、波乱の余地も残されています。
さらに、4枠の好成績や8枠不振といった枠順傾向、先行・差しともにチャンスがある脚質バランスなど、予想のヒントは多彩です。
今年は宝塚記念馬メイショウタバル、皐月賞馬ミュージアムマイル、海外GⅠ制覇のタスティエーラなど実績馬が揃い、世代交代か古馬の意地か、注目の一戦となりそうです。ここでは、東京2000mのデータを踏まえつつ、自分なりの視点で予想を組み立ててみます。
✅ 調教映像チェックのポイント
自分なりの見解ですが、調教映像を見るときは細かい時計やラップよりも、馬の気合や闘志、そして走り方の雰囲気を重視しています。首の使い方がスムーズで、脚の回転がリズム良く、最後までしっかり前へ伸びていくような走りをしている馬は「走りたい気持ち」が伝わってきます。そういう馬は本番でも激走してくれることが多く、数字以上に頼りになる判断材料だと感じています。
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✅ 6番 ブレイディヴェーグ
- 調教では首の使い方が柔らかく、最後までスムーズな伸びを見せていました。
- 牝馬ながら力強さがあり、東京2000mの舞台適性も高いと評価されています。
- 映像でも「反応の速さ」と「最後の伸び」が目立ち、仕上がりの良さを感じさせます。
✅ 13番 メイショウタバル
- 逃げ馬らしく前へ前へという気合と闘志が強く出ており、調教でもその姿勢が際立っていました。
- 武豊騎手とのコンビで、マイペースに持ち込めれば激走の可能性大。
馬券に絶対入れない馬
🐎 5番 タスティエーラ(伸びが足りない)
- 調教では最後の伸びがやや物足りず、反応の鋭さに欠ける印象。
- 実績は十分(ダービー馬)ですが、直線の瞬発力勝負になると不安要素。
🐎 10番 エコロヴァルツ(気合が足りない)
- 調教では前向きさや闘志が薄く、気合不足に映る。
- 能力は高いが、気持ちが入らないと本番で力を出し切れないタイプ。
✅ 東京芝2000m 複勝率50%以上の馬
- 2番 アーバンシック:成績 1-0-0-1(複勝率50%)
- 5番 タスティエーラ:成績 2-1-0-1(複勝率75%)
- 6番 ブレイディヴェーグ:成績 3-0-0-2(複勝率60%)
- 7番 マスカレードボール:成績 2-1-0-0(複勝率100%)
- 8番 ホウオウビスケッツ:成績 1-2-2-1(複勝率83%)
- 12番 セイウンハーデス:成績 2-0-0-1(複勝率67%)
- 14番 クイーンズウォーク:成績 1-1-0-1(複勝率67%)
✅ 左回り 複勝率50%以上の馬
- 2 アーバンシック:成績 1-0-0-1(複勝率50%)
- 4 ソールオリエンス:成績 1-1-0-2(複勝率50%)
- 5 タスティエーラ:成績 2-1-0-1(複勝率75%)
- 6 ブレイディヴェーグ:成績 3-1-0-4(複勝率50%)
- 7 マスカレードボール:成績 3-1-0-0(複勝率100%)
- 8 ホウオウビスケッツ:成績 1-3-2-2(複勝率75%)
- 9 ミュージアムマイル:成績 0-0-1-1(複勝率50%)
- 11 シランケド:成績 3-0-1-1(複勝率80%)
- 12 セイウンハーデス:成績 2-1-0-2(複勝率60%)
- 14 クイーンズウォーク:成績 3-1-0-1(複勝率80%)
✅ 近5走平均指数の馬一覧
ピックアップ🐴
- タスティエーラ(5番):108
- ホウオウビスケッツ(8番):108
- エコロヴァルツ(10番):108
- ブレイディヴェーグ(6番):106
- ジャスティンパレス(3番):105
- コスモキュランダ(1番):104
- セイウンハーデス(12番):104
- アーバンシック(2番):103
逃げ馬の複勝率40%
東京芝2000mの天皇賞(秋)は差し・追い込みが決まりやすい舞台として知られていますが、実はデータ上「逃げ馬」の複勝率が40%と高く、軽視できない存在です。 今年のメンバーで逃げ候補となるのは 13番メイショウタバル と 8番ホウオウビスケッツ。
- メイショウタバルは宝塚記念を逃げ切った実績馬。調教でも闘志あふれる走りを見せており、武豊騎手とのコンビでマイペースに持ち込めれば激走の可能性大。
- ホウオウビスケッツも先行力があり、東京コースでの複勝率は高水準。展開が落ち着けば残り目があっても不思議ではありません。
「逃げ馬が展開を作り、最後まで残る」──そんなシナリオが今年の天皇賞(秋)でも十分に考えられます。
馬券
堅い決着が大方の見方ですが、展開ひとつで波乱も十分あり得ると考え、広めに構えて馬券を組み立てます。
🐎 軸馬のポイント
6番 ブレイディヴェーグ(牝5・戸崎圭)
- 東京芝2000m成績:3勝、複勝率50%。舞台適性は十分。
- 調教では首の使い方が柔らかく、最後までスムーズな伸び。
- 牝馬ながら力強さがあり、瞬発力勝負に強いタイプ。
13番 メイショウタバル(牡4・武豊)
- 逃げ馬の複勝率40%というデータに合致する存在。
- 宝塚記念を逃げ切った実績があり、東京でもマイペースなら残り目十分。
- 調教でも闘志あふれる走りを見せ、展開の鍵を握る。
⚠️この馬に関して、パドック」「ゲート入り」「返し馬」を確認してから決めます
✅ 単勝オッズ(前日想定)
- 6番 ブレイディヴェーグ:11.5倍前後
- 13番 メイショウタバル:5.9倍前後
✅ フォーメーション3連複
- 1列目(軸):6, 13(2頭)
- 2列目:6, 7, 9, 11, 13(5頭)
- 3列目:1, 2, 3, 4, 6, 7, 8, 9, 11, 12, 13, 14(12頭)
人気決着ならトリガミも仕方なし。それでも荒れた時にしっかり拾えるよう、あえてガミ覚悟で買い目を組みました。
まとめ
今回の天皇賞(秋)2025は、軸を「6番ブレイディヴェーグ」と「13番メイショウタバル」に据え、3連複は広めに構えてガミ覚悟で挑む戦略が妥当です。堅い決着が大方の見方ですが、逃げ馬の複勝率40%というデータや東京適性を考慮すれば、波乱が起きた際に妙味を拾える布陣になっています。
